【サッカーニュース&コラム】戻ってきたチェルシー:チャンピオンズリーグ開幕!
さて、久しぶりにチャンピオンズリーグの舞台に戻ってきたチェルシー。
リーグ戦では5得点を挙げ、勢いに乗るチーム。
スターティングメンバーに変更はあるものの、布陣は前節と同じ3-4-3で臨みます。
対戦相手は、スペインのバレンシア。
守備時は4-4-2でブロックを作り、攻撃時はスリートップ気味になり、カウンター、という狙いだったと思います。
不可解な監督解任があり、チームとしてのまとまり、勢いはチェルシーにあるのではと予想していました。
勢いを削がれたマウントのケガ
試合序盤、ここまで好調だったメイソン・マウントが、元ガナーズのコクランに蹴られ足首にケガをしてしまいます。
蹴られたあとも、少しの間、プレーをしていましたが、久しぶりのボールタッチのときに、もう立ち上がれなくなりました。おそらく捻挫かと思われます。
交代で入ったペドロは、ケガ明けで少し試合勘がないのか、ミスが多い印象。
とはいえ、この日は全体的にミスが多く、攻めていても最後のところで決めきれずといったシーンが続きます。
サイドからのクロスをどうゴールにつなげるか
決めきれない理由のひとつとして感じたのが、この布陣で攻めるとき、サイドの2枚、アスピリクエタとアロンソは高い位置まで上がります。
ですが、サイドからのクロスに合わせるのがこの試合だと、ほとんどタミー・エイブラハム1枚でした。
ウィリアンはボールを持ってドリブルで仕掛けるタイプですし、ペドロは2列目から飛び出す選手ですが、クロスにあわせるタイプではありません。
5点を取った前の試合も、サイドからのクロスを決めたのはタミー・エイブラハム1枚でした。
クロスにあわせるだけが得点パターンではないので一概にはいえませんが、ツーシャドーの人選含め、得点の形をみせてくれることを期待します。
とはいえ、今後の期待できる要素は多い
エメルソンがケガをしたから使った布陣だとは思いますが、これで連携を高めていけば、これから復帰するリース・ジェームズの攻撃力が生かせるのではないかと期待しています。その場合、3CBの右にはズマよりビルドアップができるアスピリクエタも使えます。(もちろんリュディガーも)
ツーシャドーの位置にはオドイ、ロフタスチークも控えていて、今後のチェルシーには楽しみです。